昆虫の巨大化と双弓類の誕生

顕生代
広告

酸素濃度の上昇とその影響

石炭紀では、虫が羽を持ち始めたことで生物として初めて空へと進出することになります。また、この時期にシダ植物が大きく発達したことは有名ですが、これにより二酸化炭素が大量に消費され、同時に大量の酸素が生成されていました。


しかし、枯れた木に含まれる成分を分解できる菌類がまだ発達していなかったため炭素がそのまま石炭になったり、泥炭地と呼ばれる水中で微生物が植物を分解する際に必要な空気が足りない場所に森林が形成されたりと、空気中に二酸化炭素が排出されにくい環境ができていたため、酸素濃度が現在の2倍近い状態になっていたとされています。


この影響を強く受けた動物と昆虫は巨大化が著しく、メガネウラと呼ばれる翼開長が最大75㎝にもなる巨大トンボや、アースロプレウラと呼ばれる全長2mの巨大ムカデなど、現在でも良く知られている生物が誕生しています。


進化の分岐点

ペルム紀に入り、初めて植物を食べる動物や、エリオプスと呼ばれる全長2mの両生類をはじめ、石炭紀に誕生した単弓類から派生した双弓類が誕生します。

この双弓類の誕生はカメやワニ、鳥といった現代にも繋がる生物や、この後に誕生する恐竜など非常に多くの種類に繋がる進化でした。


しかし、ペルム紀の終わりに史上最大規模の大量絶滅が発生し、海洋生物の96%、全体では90~95%にもなる種が絶滅したとされています。また、複数の時代に渡って繁栄していたものの数を減らしていた三葉虫が、この事件を機に姿を消します。

タイトルとURLをコピーしました