【古代オリエント④】オリエントの統一

古代オリエント
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オリエントの統一

オリエントにあるメソポタミア、エジプト、シリア、パレスチナの領土を「アッシリア」が征服したことでオリエントが統一されることになります。

アッシリアは北メソポタミアにあり、そこを征服していたアッカドなどに支配されていましたが、国力を伸ばしオリエントを統一、都を「ニネヴェ」に置くようになりました。


領土と圧政

オリエント統一を果たしたアッシリアは、王がアッシュール=バニパルになってから領土を更に拡大、メソポタミアとエジプト、シリアやパレスチナ全てを覆うような大きさになりました。

また、大図書館を作ったり、植民地を州にわけて州ごとに監視するなど力を振るいましたが、強制的な移住や重税など、過酷な支配を続けたために大規模な反乱が起き100年も持たず滅亡することになります。


4つの国に分裂

メディア

イラク高原に建国され、かなり広い土地を持っていました。


リディア

メディアに隣接した小さな国でした。しかし、「世界最古の金属貨幣」を使用していたことで知られており、優れた技術力を持っていたと考えられます。


新バビロニア

カルデア人が作った国で、カルデアと呼ばれることもあります。メディアの南にあった国で、都がバビロンにあったため古・新どちらもバビロニアという名前が付けられました。また、「ネブカドネザル2世」が「バビロン捕囚」を行ったことでも知られています。


エジプト

新バビロニアの西側にある国で、統一されるまで古王国、中王国、新王国と長い歴史を持っていました。


オリエントの再統一

「キュロス2世」がメディアから独立して建国した「アケメネス朝ペルシア」によって、メディア、リディア、新バビロニアは征服されることになります。そしてその息子によってエジプトが征服されたことでオリエントが再度統一されることになります。


その後王になった「ダレイオス1世」の時代が最も栄え、アッシリアよりも広い領土を持っていたとされています。その際に都をスサに置きながら、権力を誇示するため新都ペルセポリスを建設したとされています。


また、それぞれの国を州に分けて、各州に「サトラップ」と呼ばれる知事を配置し、徴税や治安の維持に利用しました。また、そのサトラップを監視するための「王の目・王の耳」と呼ばれる監視員を送り込むことで、サトラップの不正行為を防止していました。


他にも、スサとサルデスを結ぶ「王の道」と呼ばれる道を作り、駅のようなものを各地に配置することで、長い道のりでも休憩を取りつつ移動することができました。

また、アケメネス朝の統治は非常に寛容であり、信仰する宗教が違う場合でも国家に対して攻撃的でない場合は何かを強制されることはありませんでした。


アケメネス朝の宗教

アケメネス朝はゾロアスターによって作られた「ゾロアスター教」、または火を信仰していたために「拝火教」と呼ばれる宗教が信仰されていました。

ゾロアスター教は「善悪二元論」と呼ばれる二神教で、「善神アフラ=マズダ」と「悪神アーリマン」が戦い続けているという世界観でした。


そして、いつか最後の審判が起き、そこで善神が勝利することによって善を信じ続けた人々は救われるといったものでした。

また、この最後の審判という考え方はユダヤ教やキリスト教に影響を与えることとなります。

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