【ギリシア⑤】ギリシアとヘレニズムの文化

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ギリシアの文化

宗教

オリンポスという山に住む12の神を指す「オリンポス12神」を信仰する多神教です。主神はゼウスであり、この神々を題材としたギリシア神話などが知られています。


文学

叙事詩では、「イリアス」や「オデュッセイア」などを書いた「ホメロス」がよく知られており、この2つの作品はトロイア戦争をモチーフにしていましたが、当時は創作だと思われていました。

他にも、「労働と日々」や「神統記」を書いた「ヘシオドス」が知られています。


また、歴史を描いた作品では「ペルシア戦争」を書いた「ヘロドトス」、「ペロポネソス戦争」を書いた「トゥキディデス」が有名です。

ヘロドトスは読み物として歴史を描いたため読み易かったのに対し、トゥキディデスは出来る限り事実だけを書いた歴史書を作ったため、読みにくいものの中立的な視点で描かれていました。


心を描く叙情詩では、「サッフォー」と呼ばれる女性の詩人が知られています。同性愛者であったとされており、同性愛者を”lesbian”と呼ぶのはサッフォーが住んでいたレスボス島が語源だとされています。


彫刻

「アテナ女神像」などを作った「フェイディアス」が有名です。当時としてはクオリティが非常に高く、また彼らのような彫刻家の活躍により、パルテノン神殿などの彫刻の施された大きな建造物が作られました。


演劇

「アイスキュロス」「ソフォクレス」「エウリピデス」は悲劇を扱った三大悲劇詩人としてよく知られています。喜劇では「女の平和」の「アリストファネス」が知られており、悲劇と喜劇どちらも古代ギリシアが発祥だとされています。


学問の発展

古代ギリシアでは奴隷が労働力として使われていたため、裕福であったり優秀な人間は時間に余裕がありました。そのため、演劇のような娯楽ができたほか、学問も様々な考え方をする人々が現れ発展していくことになります。

この流れの中で西洋医学の父と呼ばれる「ヒッポクラテス」や、「ソフィスト」と呼ばれる討論に勝つための弁論などを教える”職業教師”が現れます。



自然科学(=自然哲学)

古代ギリシアの自然科学では、あらゆるものは何からきているのか、つまり”万物の根源”はなにかが議論されていました。

その中でも、4人の学者が異なる答えを出しており、「タレス」は水、「ピタゴラス」は数、「ヘラクレイトス」は火(のように変化すること)、「デモクリトス」は原子と主張していました。


哲学

“無知の知”で知られる「ソクラテス」や、その弟子である「プラトン」が知られています。

なかでもプラトンはイデア論という見方を生み出し、今見えている物事は目ではなく美や善、正といった概念が形としてあらわれたものだと考えていました。

また、このプラトンの弟子である「アリストテレス」も有名で、弟子でありながらプラトンとは違い現実主義な見方をしていました。


ヘレニズム時代の文化

哲学

ギリシアでは芸術や学問などが発展していきましたが、アレクサンドロスの登場によって領土が広がり様々な考え方が入ってきたため、これまでとは異なり個人に焦点を当てた考え方が出てきました。


「ゼノン」を中心とするストア派は、我慢することによって人々が豊かになるという”禁欲主義”を生み出しました。これに対して「エピクロス」は自分のやりたいことを貫き精神的に豊かになろうという”快楽主義”を提唱しました。


自然科学

アレクサンドリアのムセイオンと呼ばれる王立研究所で様々な研究が行われていました。

地理学を研究していた「エラトステネス」は地球を球体と考え、さらに周囲の長さも測定しました。


天文学では地球が中心とする説が有力な中、「アリスタルコス」が太陽が中心となって地球は回っているという考え方を生み出しました。

また平面幾何学では「エウクレイデス」が現代でも使われている面積の計算を生み出し、数学や物理学の研究をしていた「アルキメデス」は様々な発見をしています。

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